あなたの山たびを素敵に演出
山仲間との交流もサポート
「なぜ山に登るのか?
それはそこに山があるからだ」
伝説の登山家、イギリスのジョージ・マロリーの名言です。
かつて登山と言えば、昭和初期の様々な山岳会の台頭に始まり、あくなき探究心や開拓魂に燃えた若者たちが、その青春を懸けて挑む、まさに冒険に近い世界でした。
しかし、戦後急速に高度経済成長を遂げていく中で、交通網の発達、先人たちの労苦による登山道の整備、道具の高品質化など、様々な要素により、次第に広く一般の人々にも受け入れられるようになっていきました。
お金をかけずに手軽に楽しめるレジャーとして定着したのです。
その後、バブル期のスキーブームにより、これまで山に縁の無かったシティ派の若者たちも山に訪れるようになり
さらには中高年の登山ブーム、ファミリー層を中心としたアウトドアブーム、山ガールに山婚活といった新しいトレンドの登場。
またそのスタイルも、単に山頂を目指すことを目的とした「登山」から、歩く行為そのものを目的とした「トレッキング」へ。
山歩きは時代と共に変貌を遂げ、多様化しながら現在に至ります。
そして、日本国民の多くが待ち望んでいた、富士山の世界遺産登録決定のニュース。
今後ますます多くの人々の目が山に向けられるようになるのは確実であり
ここに「山たび」は新たな変革期を迎えた・・・と言っても過言ではないでしょう。
しかし、「山たび」は決して単なる一過性のブームなどではなく、人間が本来備えている原点回帰、自然回帰の理念に基づく、健全かつ高尚な趣味・娯楽であり、日々の活力の源となるものなのです。
自然の中に身を委ね、心を解き放ち、野鳥や草花と対話をする。
日常のストレスを浄化して、心身共に健やかにしてくれる「山たび」は、最高に贅沢な時間の過ごし方と言えるのではないでしょうか。
さて・・・「山たびって何?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
山歩きには様々な付加価値があります。
行き帰りのドライブの楽しみ。
電車の窓から移り行く景色を眺める心地良さ。
アフターには温泉に浸かって疲れを癒し、
地元産の素材を使った郷土料理に舌鼓を打つ。
直売所で採れたての野菜やきのこなどをお土産に買い込む。
時には地元の人たちとのコミュニケーションも、掛け替えのない思い出になるはずです。
さらに旅行中のみならず、その前後にもたくさんの「楽しみ」があります。
事前にガイドブックやインターネットで情報を集めたり、地図を見ながら計画を練る「予習する楽しみ」
帰ってから、デジカメで撮った写真を整理したり、ブログを書いて親しい人に情報発信をする「復習する楽しみ」
当サイトではそういった様々な心ときめく行為全てを一括りにして「山たび」と称しており
その「山たび」をより充実したものにするための手助けをさせて頂くことをテーマにしています。
ちなみに「ガイタル」という言葉は、英語で「活力に満ちた」という意味のvital(バイタル)と、ガイドをくっつけた造語です。
単なるガイド的な情報提供のみならず、メンバー同士が交流を図れる、さらには地方と都市の人たちとの距離を縮めるような新しいスタイルのコミュニティ
そんな活気あるサイトにしたい・・・という思いからこのようなネーミングにしました。
ネットの世界には山登りに関するサイトは、それこそ星の数ほどあります。
その中にあって、当サイトでは特に初心者の目線に立って、なるべく優しい言葉でわかりやすく山の魅力を伝えていきたいと考えています。
山に興味を持ってくれた人たちのために、門戸を広く、ハードルを低くして(笑)お待ちしています。